ヒント5

 チョークペイント®ブラックワックスでビンテージ仕上げ

 

 
チョークペイント・ブラックワックスと明るいチョークペイントアンティーブグリーンを使って、ビンテージのようなエージング仕上がりに。
 
このサイドテーブルは、アニーがアンティーブグリーンのチョークペイント®︎でペイントしました。チョークペイント®︎が乾いたら、まずチョークペイント®︎クリアワックスを塗り、最後にチョークペイント®︎ブラックワックスでビンテージ風に仕上げました。クリアワックスを先に塗ることで、下のアンティーブグリーンを汚すことなく、ブラックワックスの深さをコントロールしやすくなります。ブラックワックスを塗った後は、クリアワックスを使って、ブラックワックスをぼかしたり取り除いたりすることができます。
 
ワックスは24時間以内に乾きますが、硬化するまでの約2週間は完全に固まりません。この期間が終わるまでは、仕上がりに注意することをお勧めします。
 
それでは、アニースローン独自のペイントイングテクニックをステップ-バイ-ステップでご紹介いたします。
 

  1. 準備:全てはチョークペイントを使用前に十分にかき混ぜることから始まります。 チョークぺイントの主成分である炭酸カルシウムは比重が重く底に沈殿しやすいので、塗装前には均一性を確保するためよくかき混ぜる必要があります。
  2. ペイント:さあ、いきなりペイントのスタートです。 チョークペイントブラシの先端に塗料をつけ、ブラシを縦横無尽に動かし意図的にブラシストローク跡を残します。時にはブラシで塗装面を叩いたり(点描)いろんなテクスチャーを表現します。
  3. 乾燥:塗装した質感に満足したら塗料を完全に乾かします。チョークペイントはかなり早く乾きますが、厚めに塗装した部分は中まで乾燥するのに時間がかかるのでヘアードライヤーを使用してプロセスを高速化できます。 この過程でチョークペイントの特徴として塗料にひび割れが入る場合がありますが、そのひび割れもが経年劣化の非常にいい風合いを出してくれます。  
  4. 汚し:エージング塗装の真骨頂、ワックス処理。まずはクリアーワックス処理!塗装したペイントにブラックワックスが染み込まないように、ブラックワックスの前にクリアワックスのコートを塗ります。この工程を省くとブラックワックスを塗りすぎた場合に除去することが困難になります。必ずクリアワックスのコートを行なってください。
  5. 仕上げ:決められた作業領域を完成したら、糸くずの出ない布を使用して、余分なワックスを軽く拭き取り、仕上げを均一にします。 拭き取り後、汚したりないなと感じた場合は、もう少しブラックワックスを足して満足のいくまで調整してください。
明るすぎたり暗すぎたりする部分があった場合は、必要に応じてもう少しブラックワックスを追加したり、クリアーワックスでブラックワックスを拭き取ったりで修正します。
 
ヒント:アニースローン・チョークペイントブラシのような天然剛毛ブラシで縦横無尽に塗装することで、塗装面にブラシによる筆ムラ(ブラシストローク)を簡単につけることができ、表情豊かなテクスチャー仕上げが可能になります。