ヒント6

 アニースローン・ブラシはどのように使えばいいですか?

 

 

チョークペイント®︎でペイントする最良の結果を得るブラシの選び方

チョークペイント®︎は通常、ブラシで塗ります。チョークペイント®︎は他のタイプの塗料よりも少し厚いので、特定の仕上げ(スムース仕上げ、テクスチャー仕上げやエージング仕上げ等)を達成するには使用するブラシのタイプに左右されます。それぞれの仕上げの段階で見えるブラシストローク(テクスチャー)は、外観の一部になり様々な表情を生み出します。
 ブラシは高価である必要はありませんが、特定の品質が必要です。剛毛は、かなり長く柔軟性があり、少し跳ね返ることで、作品の表現力を高めることができます。柔らかすぎる、短すぎる、または硬くて柔軟性のない毛のブラシは避けてください。
 

スムース(モダン)仕上げ

ペイントのテクニックは、色の選択と同様に、ペイント家具の全体的な外観に影響を与えます。シルクのような滑らかな仕上がりにしたい場合はアニースローン・フラットブラシを使い塗料を薄めにつけ片側から片側へとブラシを一方方向に動かし、塗装膜を薄く均一に作ります。乾燥後この層を数回繰り返す事で、絹のような滑らかな表面を作ることができます。

終仕上げとして、このフラットブラシの先端の細くなった部分(白い部分)を使って、平行にブラシを動かし、ブラシストロークを残さないように塗りたい箇所をかすれるようにペイントし、次に垂直に交わるように交差してかすれるようにペイントします。(クロスハッチ処理/ぼかし処理 : 目を欺いて平らに見せる、光化学的な混乱を招く手法)
アニースローンのチョークペイント・フラットブラシは合成繊維製でチョークペインでの滑らか仕上げに最適です。多くの塗料を保持でき、ブラシ跡を最小限に抑え、均一に塗装できます。

 

アニースローン フラット ブラシには2つのサイズがあります。
このブラシは滑らかで綺麗な外観仕上げに最適です。
L サイズ壁、ドア、床など長い平らな表面に最適です。
S サイズ : 椅子や小柄な家具、彫刻または装飾された木材に最適です。小さいサイズほどブラシの重みが小さく、コントロールしやすくなります。

フェルール(金属の部分)部分近くでブラシを保持し、手首ではなく腕全体でストロークすることで、ブラシをより細かく制御でき、手や腕の疲労を軽減できます。

 

テクスチャー仕上げ/エージング仕上げ

質感のある塗装がお好みの場合はチョークペイント用に特別に作られた天然剛毛製のオーバルブラシが最適です。このブラシは天然毛(イノシシ)で多くの塗料を保持し、非常に扱いやすく最少ストロークでより広いカバレッジを得ることができるので、ブラシに塗料をつけすぎないで下さい。自然な毛は枝毛を持っているので、塗料が中に広がり、きれいで均一なブラシストロークを作成します。このブラシストローク(筆跡)が表情豊かなテクスチャーとなります。縦横無尽にブラシを走らせることにより、ナチュラルなテクスチャーが生まれます。
また、このブラシはチョークペイントワックスの塗布にも使用できます。

 

チョークペイント・オーバルブラシには3つのサイズがあります。
このブラシは質感のあるビンテージ仕上げや、表情豊かなテクチャー仕上げに最適です。
L サイズ壁、ドア、床など長い平らな表面に最適です。
M サイズ中間サイズの全ての作業に最適です。
S サイズ 椅子や小柄な家具、彫刻または装飾された木材に最適です。
小さいサイズほどブラシの重みが小さく、コントロールしやすくなります。

フェルール(金属の輪の部分)部分でブラシを保持し、手首ではなく腕全体でストロークすることで、ブラシをより細かく制御でき、手や腕の疲労を軽減できます。

 

仕上げはチョークペイント・クリアワックスで塗装作品を保護します。

丸いワックスブラシを使用して、ワックスを非常に薄く塗ります。ワックスの層を厚く塗りすぎず、一度に少量ずつのワックスをワックスブラシに乗せて、ワックスブラシに軽い圧力を加えて、ワックスをペイントに馴染ませるよう円を描きながらブラシを走らせます。

 

ワックスブラシには2つのサイズがあります。
L サイズ (n.26 :長くて硬い、先細のハンドル):大きなペイントブラシを使用した場合は、同等の面積をカバーできるものでワックスを掛けることを検討する必要があります。Lサイズブラシは多くの面積を持つ表面に適しています。
S サイズ (n.22 :短く、人間工学に基づいたハンドル):人間工学に基づいて設計せれているため、フェルール(金属部分)を保持し、手首ではなく腕全体でストロークすることで、ブラシをより細かく制御でき、手や腕の疲労を軽減できます。このサイズは一般的なプロジェクトに最適なサイズです。

 
ワックスブラシ使用上のヒント:
  • ブラシにワックスをつけ過ぎないでください。ブラシの先端だけワックスで覆ってください。薄い皮膜でワックスを塗布するよう心がけて下さい。
  • ワックスを薄い層に塗布する:一般的に、ワックスは薄い皮膜で塗布する必要があります。ワックスは塗装品の保護コーティングとして機能します。また、塗装作品の色を保持します。
  • 糸くずの出ない使い捨て布を使用して、堆積を防ぎます。糸くずの出ない布は、ワックスを塗るときやふき取るときに便利なアクセサリーです。布を使用して、過剰な量のワックスを滑らかにし、溝や角に蓄積した汚れを拭き取ります。この布はバフ研磨にも役立ちます。
  • 乾燥するまで待ちます。通常、ワックスは1~2時間で乾きます。ただし、これは温度やその他の要因によって異なる場合があります。ワックスが触れると粘着性がないことを確認してください。
  • クリアーワックスを2回塗ります(推奨)。

 

アニースローンブラシの洗浄・管理方法

塗装作業後は水で洗い流して下さい。洗剤を使う必要はありません。ワックス塗布に使用した場合は食器用洗剤を使用して温水で洗浄して下さい。洗浄後はブラシをペーパータオルまたはきれいな布の上で平らに乾かして、ブラシの形を保ち、ハンドルに水がしたたり落ちないようにします。また、フックから逆さまに吊るすことでブラシをドリップドライすることもできます。
塗装作業中に作業を中断する場合は、ブラシに付着した塗料が固まらないようにプラスチック袋に入れて保管して下さい。作業終了後は速やかに洗浄して下さい。